眠らないとどうなるのか?という研究を調べてみたところ、動物実験のネズミは1か月で死んでしまい、8日間眠らなかった人は幻覚を見たり、自分が誰だかわからなくなっています。現在、ギネスブックは不眠記録をギネスブックに載せないようになっています。
眠れないネズミに生き残ったものはいない
動物実験でネズミが眠りそうになったら、水の中に落として強制的に起こすという実験があります。睡眠以外は食べ物や飲み水は十分に与えられています。こうして眠れなくなったネズミはその後どうなったのかというと…。
- 1週間後…体重減少
- 毛が黄ばむ
- 死んでしまうネズミが出てくる
- 1か月後…1匹残らず死んでしまった
ネズミの場合、眠れない状況が続くとたとえ食べ物が十分にあっても死んでしまうという結果になりました。倫理上、このような実験は人間では行われていませんが…同じような結果になりそうです。
8日間眠らないと…
32歳の男性が8日間眠らない実験をやってみた、という話があります。24時間、医療チームなどに見守られている中、だんだんと目を開けていられなくなってきます。
- レベル1…目を開けるのが辛い
- レベル2…行動がおかしい
- レベル3…攻撃的になる
- レベル4…幻覚と幻聴が出てくる
- レベル5…妄想が現れる
- レベル6…自分が誰だかわからなくなる
どうしてこんな症状が出てきたのか?というと、レベル4からレベル6では「起きていながら夢を見ている」という可能性が考えられています。
眠らなかった男性のその後の人生
こうして32歳男性は8日間の不眠でギネスブックに載りました。実験後には24時間眠り続けてすっかり元気になったようです。でもその実験をきっかけにその後の彼は変わってしまったようです。彼の妻の証言によると、実験後からふさぎ込むようになったりイライラしたり精神的に不安定になっていったようです。
こうして彼はその後、4回の離婚をしたり、スキャンダルに巻き込まれるなどして転落していきました。
人生に満足したかったら眠ること
この実験に現れる症状から思うのが、レベル4からレベル6までの幻覚、幻聴、妄想、自分を見失うことが精神的な病気の症状に似ていることです。眠ればこれらの症状が完全に回復するならいいのですが、その後の精神状態にまで影響があるという結果になっています。
人生を成功させるには精神の安定が不可欠です。衣食住が足りていても精神的に不安定だったり、いつでも不満を感じ続けていたらどんなに成功していても友人たちに囲まれていても満足することはありません。
また目標を達成するのにも精神の安定は必要です。日程を計画したり、自分の能力を信じなければ目標の達成はできないからです。もし徹夜してでも完成させたい仕事があるとしても、長期的に成功したいなら少しづつでも毎日眠って徹夜はやめた方が良いと、この実験結果から思います。
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