漫画家の睡眠時間から寿命を考える

ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるは睡眠時間が長い、ということと寿命について漫画に描いています。漫画家は忙しいときは何日も徹夜するのが当たりまえのようです。水木先生は若死にするのは睡眠時間が少ないせいだと主張しています。

手塚治虫の睡眠時間

水木先生は手塚先生とパーティであったときに睡眠時間の話になったようです。あまり眠れていない手塚先生は結構誇らしげに睡眠不足の話をしていたようです。手塚先生は忙しいのが大好きでいつも一番じゃないと安心できないというような切羽詰まったプレッシャーに突き動かされていたようにも思うので、もうほぼ病的に仕事漬けだったように思います。

手塚先生の全盛期の睡眠時間はなんと月に数日。人生の中でも4時間以上眠ることはほとんどなかったようです。手塚先生の最期はガンで亡くなられたんですが、やっぱりメラトニン不足が原因なのでは…と思うと同時にストレスや疲労の積み重ねなど、いろんな要因が浮かんできます。

起き続けるということは、気が休まる時がないということだし、ストレスがたまり続けることでもあると考えなきゃいけないです。

水木先生理論の寿命予測:手塚先生は60歳でお亡くなりになりました。早いな、と感じます。

鳥山明の睡眠時間

ドラゴンボールという漫画作品やドラゴンクエストのキャラデザインで有名な鳥山明先生の睡眠時間を調べてみました。一番忙しい全盛期はドラゴンボールとドラゴンクエストが重なっていた1984年から1995年で、ほぼ休みなく執筆されていたようです。

なんと最高6日間連続徹夜、週の睡眠時間が4時間だったことがあるとか。鳥山先生の仕事態度は真面目で真摯なものらしいので、休みたくても休めなかったのかもしれない。

水木先生に言わせると早死にするタイプと言われてしまいそうですが、全盛期以降はしっかり休むようにしたせいか体調不良の話は聞きませんね。

水木先生理論の寿命予測:全盛期のままの睡眠時間だったら短命予測ですが、全盛期後はわりと緩やかに仕事をされていた様子です。2017年で62歳になられました。長生きしてドラゴンクエストのキャラクターデザインを続けて欲しいです。

冨樫義博の睡眠時間

幽遊白書やハンター×ハンターが代表作の冨樫義博先生です。いまや冨樫先生の休載は有名で、1年のほとんどは休まれているのではないでしょうか。現在の睡眠時間はほぼ一日の半分は眠っているとも言われています。

全盛期は幽遊白書のころで、体に不調がでるほど睡眠不足の影響があったようです。不調は睡眠不足だけじゃなく、同じ姿勢で仕事をしていることやストレスなんかもあったはず…。

全盛期の睡眠時間は週に10時間から20時間ほどだったようです。え?1日2時間ってことですよね。鳥山先生も大概ですが、漫画家の睡眠時間の感覚の週○時間っておかしい。

水木先生理論の寿命予測:全盛期のころはほとんど睡眠時間を取らなかったようですが、現在は1日のほとんどを睡眠時間にあてているとも言われています。2017年時点で52歳になられました。ハンター×ハンターを最後まで読みたいです。

岸本斉史の睡眠時間

NARUTOを描いている岸本先生の睡眠時間は仕事の段取りで変化するようです。週刊誌は大体4日から5日で1作品を描き上げるペースですが、話の構想を練るネームという段階の睡眠時間は6時間で、原稿用紙に書き込んでいく執筆作業の時の睡眠時間は3時間になるようです。

睡眠時間を削るくらいですから、机の上で食事をとりながら作業されているんでしょうか。机に20時間ほど眠くならずに向かい続けるのって大変そうです。私なら絶対寝ています。

水木先生理論の寿命予測:岸本先生は2017年で42歳になられました。今が全盛期なのでこのままの忙しさがずっと続くと…心配です。でもNARUTOの続きは気になります。

荒川弘の睡眠時間

鋼の錬金術師で知られている荒川弘先生の睡眠時間は3時間から4時間ほどらしいです。著書の百姓貴族に詳しいですが、ご実家が牧場?農業をやっているらしく、農作業をしながら漫画を描いていたときは本当に睡眠時間を削っていたようです。

農業が忙しくて執筆時間がない…なら寝ないで描けばいい!農作業だから畑で5分くらい仮眠すれば大丈夫!ときっぱり寝不足になっても漫画を描くことを決断されました。

荒川先生は女性なんですが睡眠不足が続くことでホルモンバランスが乱れたりすることもあったと思われます。

水木先生理論の寿命予測:荒川先生は2017年で44歳になられました。若いころから睡眠時間を削ってでも目的を果たす強い女性です。女性の方が統計的に長生きするといわれているので睡眠時間がどのくらい寿命に影響するのかはわかりません…。

尾田栄一郎の睡眠時間

ワンピースの尾田栄一郎先生の睡眠時間は3時間だそうです。デビューからずっとワンピースを書き続けてきているので成人したあたりからずっと毎日3時間づつしか眠っていないわけですね。毎日午前2時に眠って午前5時に起きるとか。暗いうちに眠って暗いうちに起きる生活ってメラトニンの分泌ってどうなるんでしょうか。

水木先生理論の寿命予測:尾田先生は現在42歳になられました。デビューからずっと睡眠不足なはずなのでこのまま忙しさが続けば、もしかしたら短命…になってしまうかもしれません。寿命や健康を考えると休んで欲しいですが、ファンや出版関係の人が休ませてくれないでしょう。

水木しげるの睡眠時間

ゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生の睡眠時間は10時間だそうです。水木先生の睡眠のチカラという漫画の中で手塚先生と石ノ森章太郎先生の睡眠不足が描かれています。漫画の中で手塚治虫先生は徹夜2日目で、石ノ森先生は3日目だと話しています。

2人とも忙しいので睡眠時間を削っているわけですが、水木先生は「睡眠をバカにしちゃあいけない。眠っている時間分だけ長生きする。睡眠力こそがすべての源」だと豪語している様子が描かれています。

手塚先生と石ノ森先生はその睡眠不足がたたったのか水木先生よりは早くに亡くなられてしまいました。水木先生の理論の真偽は証明されていませんが、あながち嘘ではないかもしれません。かといってよく眠れば長生きできる保証もないですから要はバランスが大事といえるかもしれないです。

教訓:少しでも長生きしたいと思っているなら眠った方が良いけどバランスが大事

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